お店づくりの基礎知識

お店づくりをはじめる前に、
おさえておきたい基礎知識。

「コンセプト」づくりから、始めましょう。

商業施設を考えるうえで、いちばん大切なものは、
デザインでしょうか? 立地でしょうか? それとも資金でしょうか?
それも大切ですが、「コンセプト」を決めることが、お店づくりのスタートであり、すべての基本となる大切なものです。

「コンセプト」は、お店だけでなく、絵画などの芸術作品、建築、デザイン、広告など、ある人間が何かを伝えようとする時、必ず存在するものです。
そうです。「コンセプト」とは、
あなたが、「誰に、何を伝えようとしているのか」を明確にしたものです。

それが、はっきりしている店は、お客さまに伝わり、メッセージを通して、「オーナーとの無言のコミュニケーション」が生まれます。
お客さまは、意図を受け止め、判断し、リピートしてくれるのです。

コンセプトが決定すれば、そこから、内装のデザインやカラー計画、テクスチャなど店舗デザインが自ずと決まってきます。
何か迷うことがあれば、必ずコンセプトに戻り、確認することも大切です。

さあ、「コンセプト」を設定しましょう。

コンセプトは、「誰に、何を伝えようとしているのか」ということです。
「誰に」とは、お店のターゲットであり、「何を伝えるか」とは、そのターゲットにどう感じて欲しいか、ということです。
自分のお店を考えるとき、どうしても自分の好きなテイストやデザインを強くイメージしてしまいます。
お客さまには、どう感じて欲しいか?それは、伝わるか?を、視点として考えることが大事です。

例えば、美容院なら「時間がゆっくり流れるようなお店」、ブティックなら「フランスの街角にあるような店」など、このコンセプトから、お客さまに「くつろいでほしい」「おしゃれを楽しんでほしい」というメッセージが伝わってきますね。
あなたの思いを、まずは書き出してみましょう。
たくさんの言葉のなから、あなたのメッセージを確定していきましょう。

お店のターゲットは、出店場所とも関係してきます。
なかなかコンセプトがはっきりしないという人は、この時点から私どもにご相談ください。

「コンセプト」が決まったら、計画のスタートです。

さあ、コンセプトが決まりました。
ここから、ようやく具体的な計画に入っていきます。
作業は、大きく分けて2つ。
「事業計画づくり」と「物件えらび」です。
それを、次に見ていきましょう。

お店づくりの土台である「コンセプト」ができたら、そこから具体的な計画に入っていきます。
「お店づくりは、まず調査・計画から」と思っている人は、もう一度「コンセプトづくり」へ戻ってみましょう。

さて、開業までの道のりは?何と何をしなければいけないのかを、開業までのフローで紹介します。
大きなポイントは、「事業計画」と「物件えらび」です。
「計画づくり」とは、同時に「選択」「決断」「実行」を伴います。その時々に的確な「実行」が求められます。
開業日から逆算して、工期が約1か月半ほどであれば、最低でも2~3ヶ月前から動き出しましょう。
お急ぎの場合でも、BESTな方法をご提案させていただきますので、ご相談ください。


1. コンセプト設定・事業計画策定

  • 事業計画書
    事業内容(業種、取扱商品・サービス、セールスポイント)、販売先・仕入先、必要な資金と調達方法(設備資金・運転資金)、開業後の見通し(売上高・売上原価・経費・利益)など

    ※ 融資を受けるときに必要な内容となります。

2. 物件を探す

  • 出店場所を考える
    ターゲットとする人々と事業計画書を元に、出店場所を絞ります。出店といっても、大型商業施設、商業集積、路面店などいろいろあります。立地開発なども含め、コンセプトにあった物件をご提案いたします。

3. 平面プラン作成

  • 基本プラン
    提案物件が自社のコンセプトに合致するか、確認のためにラフプランを作成します。

4. 物件を決める

  • プラン確認と契約
    ラフプランにより、提案された物件が自社の店づくりに合致することが確認できた時点で、物件を決めます。
    不動産契約に関しては、契約書の内容を充分に確認、理解し、後々のトラブルにならないように注意してください。必要に応じ、私どもが立合い確認いたします。

5. プランニング及び実施設計

  • デザインと工事費
    プランニングに関しては、図面だけでは分かりにくいものです。できるだけパース等のイメージで確認し、デザイナーとのコミュニケーションを綿密に行い、意思の疎通を図ることが大切です。
    また、平面プランや内外装デザインは、予算や見積りと連動します。間取りや広さ、材質など工事内容を調整していき、デザインとともに工事費も決めます。
  • プロモーション
    図面進行と同時に、ロゴタイプなどのデザインにかかります。お店のコンセプトが、デザインコンセプトになります。名刺、ショップカードをはじめ、告知のためのDM、フライヤー、HPなどが必要となります。グラフィックの提案もご相談ください。

6. 工事発注・着工

  • 現場チェック
    いよいよ工事に入りました。できるだけ、現場へ足を運び、施工状況を確認しましょう。図面上では見えないところもわかってきます。リアルタイムで打ち合わせを行い、コミュニケーションを高め、問題点の早期解決を図りましょう。

7. 完成・検査(保健所、消防署)

8. お引き渡し

  • 手 順
    当社の引渡し手順に基づき、お引き渡しいたします。
  • グランドオープン
    すべてが出来上がり、機材や備品なども搬入されました。可能であれば、2~3日前にプレオープンするのもおすすめです。お客さまの流れやスタッフの対応などをチェックする機会です。お引き渡しからオープンまでの期間においても誠意を持って対応させていただきます。

物件えらびのポイントは、エリア、広さ、予算などですが、判断基準はコンセプトとターゲット。
店舗は、住宅と違う点がいくつかありますのでポイントを紹介します。


01|エリア選択

お店のコンセプト、ターゲットに合うエリアは、どこかを想定してみましょう。ただ、人が多く集まるから、交通量が多いから、といった理由ではなく、ターゲット層がどれだけいるかがポイントです。オフィスがある、大学がある、住宅街のなか、など、周辺環境をチェックすることが重要です。当社及びサンテン開発が物件を下見し信頼を築きながら、開業エリアを絞り込み、多くの物件情報からお客様にあった物件をご紹介します。

02|チェックしてみましょう

物件めぐりは大変ですが、しっかりチェックしましょう。できれば、ノートやメモなどを持参して、実際に書き込みましょう。後で、比較検討するとき、工事をするときに役立ちます。担当者が同行し、適切なアドバイスをいたします。

  • 広さ (フロアとバックヤード)
  • 家賃・保証金
  • 周囲の環境
  • 上下水道・電気・ガス
  • 管理費・共益費・火災保険
  • 引き渡し時期・条件  など

03|賃貸の場合の初期費用

店舗物件を借りる場合、保証金などのイニシャルコストかかります。一般的に、保証金は家賃の3〜6ヶ月分、前家賃1ヶ月分、不動産仲介手数料1ヶ月分と賃貸契約には家賃の6〜8ヶ月分はかかることになります。
それだけの予算を見た資金計画を立てておきましょう。ただし、物件によって、さまざまなケースがありますので、資金計画もご相談ください。

04|居抜き物件の場合

設備がそのまま残っている「居抜き物件」があった場合、検討ポイントは、次の点です。

  • 空調機器や厨房機器は、きちんと動くか
  • 内装設備は取り替え可能か
  • 造作譲渡料はかかるのか

機器が使えるのであれば、設備工事が安くなりますが、壊れた状態であれば余計な工事費用がかかります。当社の専門家が細部までチェックし、判断いたします。